トリート 石川美帆 | (前編)「すごい会議」でコスト削減3億円超え!!“日本の花嫁をもっと美しくしたい”という想いを込めたトリートの文化作り。

株式会社トリート 石川美帆

 ブライダル事業を展開する株式会社Plan・Do・Seeのグループ会社で、ウェディングドレスのレンタルおよび販売事業を全国展開する株式会社トリート。同社が運営する『THE TREAT DRESSING(ザ・トリート・ドレッシング)』はウェディングドレスのセレクトショップとして圧倒的な人気を誇っています。今回は取締役の石川さんにトリートの想いや「すごい会議」を通して得られた社内の新たな文化についてのお話を伺いました。

 

−− 石川様のご経歴について教えてください。

 私は新卒でリクルートエージェントに入社し、法人営業をしていました。トリートの関連会社であるPlan・Do・Seeとは、リクルート時代のクライアントとして出会いました。当時、人材紹介の法人営業担当だった私は、Plan・Do・Seeが必要とする人材像や会社の展望を、社長の野田からヒアリングしていました。しかし、何度求職者を紹介しても「違う」の一点張り。そこで、Plan・Do・Seeが手がけている披露宴の裏方を見学させてもらうことにしたんです。実際に見た現場は想像とは全く違い、当然、自分が想定していた人物像は、本来必要であろう人物像とは異なっていました。その時は努力していたつもりだったけれど、どこか上っ面だけで仕事をしていたのかもしれないと反省したのを覚えています。

 

その後、野田は夢物語のような展望を順に実現していき、Plan・Do・Seeはどんどん成長していきました。理想を語る人は多いですが、その通りに実行して実現させられる人は少ない。それを間近で見せつけられ、社長としての野田に魅せられていきました。「いつかウチの会社に来い」と言ってもらっていたこともあり、リクルートはとても良い会社なので悩みましたが、社会人3年目の時にPlan・Do・Seeに入社することを決意しました。リクルートの石川ではなく個人名で勝負できる力を身に付けたいという思いもありましたね。

 

しかし、勇んでPlan・Do・Seeに飛び込んではみたものの、当時はまだ社員が30人ほどしかいなくて、会社はカオスな状況。正直、面食らうことも多かったですね。最初に配属されたのが、当時Plan・Do・Seeが運営していた飲食店でした。ここの業務内容は転職時の「個人名で勝負する」という決意とは程遠く、転職を後悔したこともありました。それでも、がむしゃらに目の前のことに全力で取り組んでいるうちに少しずつ変わっていけたのだと思います。

 

また、Plan・Do・Seeでは何より手を挙げたらなんでも任せて貰える風土が自分に合っていました。店舗や部署の立ち上げなど、とにかく積極的に立候補し、挑戦させてもらいました。当然かなり忙しかったですが、自分の成長を実感できる充実した日々を過ごせましたね。この時の経験は今でも自分の財産だと思っています。

 

その後は福岡に異動し、店舗の立ち上げやホテルのコンサルなど多様な経験を積むことができました。東京に戻ってからは、Plan・Do・See全体の教育や研修プログラムの制作を担当しました。トリートはPlan・Do・Seeの関連会社で、研修制度を共有していたので、内情についても少しは知っていました。当時はトリートの社員が長時間労働に陥ってしまっていて、会社的に辛い状況だったんです。しかし関連会社とはいえ、別会社だったし、気になりつつも具体的な手助けができる立場ではありませんでした。

 

そのころ野田から、トリートへの異動を打診されたんです。悩んだのですが、教育でできることに限界を感じていたので、異動を決意しました。教育はとても大切なものですが、課題の解決策ではなく、飽くまでもサポートの手段でしかないんですよね。本当に課題を解決したいのであれば、関連会社から教育をするだけでは足りないんです。また、これまで自分が作ってきた教育研修の哲学が正しかったことを、現場で検証できる良い機会だなとも感じました。

 

トリートに異動して最初にしたことは社員との対話でした。100名の社員全員にインタビューし、現状の課題を聞き出しました。入社したばかりの私がトップダウンで変革をするのではなく、現場に寄り添って改善していくべきだと思ったからです。そして労働時間の改善、人事制度の変更など、出てきた課題を順に解決していきました。それから2年ほど経って着手したのが、「すごい会議」を元に取り組んだ「コスト改善」でした。

 

−− なぜ課題が判明していたのに、着手までに2年もの時間をかけたのでしょうか。

 コスト改善には、社員の協力が必要不可欠だからです。コンサルや教育を行ってきた経験から、成果を出すためには土台を整えておく必要があると認識していました。そのため、まずは社員の満足度を上げてからでなければ、いきなりコスト改善に取り組んでも失敗に終わると思っていたんです。「急がば回れ」という言葉の通り、社員が感じている他の課題が解決できるまで、「今じゃないな」と堪える日々でしたね。

 

石川美帆氏インタビュー、後編記事はこちら

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