リンクアンドモチベーション 麻野耕司 | (前編)組織をクラウドで変革する時代へ!組織の状態を可視化し、改善を促す「モチベーションクラウド」とは? | HERO MAKERS

 

株式会社リンクアンドモチベーション 執行役員 麻野耕司

 

リンクアンドモチベーションは独自技術の「モチベーションエンジニアリング」によって、組織変革を実現するコンサルティングファームです。年間1,000社を超えるクライアントの変革に携わり、近年では投資事業やグローバル人材の育成など、幅広いビジネスを手がけています。今回は執行役員の麻野耕司氏にご自身の経験や国内初の組織改善クラウド「モチベーションクラウド」立ち上げの背景をお伺いしました。

 

新卒入社後、コンサルティング事業から投資事業まで牽引

 

—— 麻野様のご経歴ついてお聞かせください。

慶應義塾大学法学部を卒業した後、新卒で2003年にリンクアンドモチベーションへ入社しました。最初は「自社の会社づくり」に携わる管理部門に配属され、人事マネージャーや社長室マネージャーを務めました。その後は中小ベンチャー企業向けコンサルティング事業の責任者になり、執行役員として現場で「クライアントの会社づくり」に励んでいます。

 

—— 麻野様がご担当されている事業についてお聞かせください。

大きく分けると今は2つの事業を担当しています。まず1つ目は以前から取り組んでいる「中小ベンチャー企業向け組織人事コンサルティング事業」。そして2つ目は「成長ベンチャー企業向けの投資事業」ですね。

 

前者のコンサルティング事業は組織診断から人事制度、人材採用、人材育成、理念浸透など、組織や人材に関わる要素をワンストップでサポートするサービスです。これは弊社が創業から手がけている事業で、日本を代表するような成長企業の支援や歴史のある老舗企業の変革を数多くサポートしてきました。

 

後者の投資事業は未上場のベンチャー企業に資金を提供して、ハンズオンで組織人事のサポートをするものです。こちらは新規事業として2013年に立ち上げ、3年弱の間に15社へ投資をおこないました。先日、初めてアカツキという会社がIPOに至り、これから続々とそういった会社が出てくるのではと期待しています。

 

組織の状態を可視化し、改善を促すクラウドサービスとは?

—— 今回新たに立ち上げた「モチベーションクラウド」についておしえてください。

モチベーションクラウドは現場や人事の皆様が自ら組織を改善していける国内初の組織改善クラウドサービスです。具体的には、モチベーションインデックスというデータを活用して、組織のPDSサイクルを回していくことができます。まず、モチベーションインデックスの説明からすると、これは弊社が独自に定めた経営の新指標で、組織状態を偏差値としてスコアリングしたものです。従業員の方々に132問の設問に回答していただくことで組織状態を定量化・可視化できます。組織を定量的に見るための「ものさし」のようなものですね。例えばどんなに素晴らしい授業や教材で学んだとしても、テストがなければ勉強は進みにくい。ダイエットも体重計がなければうまくいかない。つまり、目標に向かって進むためには「ものさし」が必要なのです。

 

企業経営に関していうと、PLをはじめとした事業の状態を測る「ものさし」がいくつかあります。しかし組織の状態を測る「ものさし」がこの世界にはありませんでした。どんなに良い教育研修や人事制度があっても「ものさし」がなければ成果は出にくい。その「ものさし」としての役割を果たすのが、モチベーションインデックスです。今まで230050万人以上がモチベーションインデックスを使用しています。モチベーションインデックスのスコアアップは、退職率の低下、顧客満足度の向上、生産性などの向上に繋がることが認められています。

 

このモチベーションインデックスをより手軽に活用できるように進化させたサービスが、今回新たに立ち上げた「モチベーションクラウド」です。今まではモチベーションインデックスの結果を見て、それだけで終わってしまっていた企業が多くありました。モチベーションクラウドは、その結果を踏まえたアクションを起こせるようにサポートをするサービスです。

 

具体的に説明すると、まずは経営者が分析結果をもとに目標を設定します。それに沿って人事や現場の各部署がアクションプランを設定。クラウドシステム内には目標スコアや改善項目アクションプランを簡単に設定できるツールを揃えてあります。弊社のサポートを受けることもできますが、このシステムを使えば自分たちだけでもアクションプランを決めることができるでしょう。プランを決めた後は、全ての部署のアクション状況をクラウドで管理できます。全体管理者のもとに実施状況レポートが届くので、部署ごとの様子が一目でわかり、的確なフィードバックもしやすい。これで確実に組織変革が進むはずです。

 

—— 「モチベーションクラウド」の立ち上げで重要視した点はありますか?

重要視していたのは「俯瞰した目」と「現場の目」をしっかり持つことですね。俯瞰した目というのは、これから社会や業界、そして顧客や競合がどのように変わっていくのか。そしてその中で自分たちはどういう価値を届けていくのか。この部分は相当考え抜きましたね。これからは間違いなく事業がソフト化していきます。事業を成功させるために必要なのはモノやカネ、つまりは設備や資金よりも、ヒト、組織や人材が、ますます重要視されてくる。そのような流れにも関わらず、組織づくりの難易度は上がっていっています。高度成長期であれば頑張った人に対して、お金やポストで報いていればよかったかもしれませんが、今の時代は、仕事のやりがいや仲間との繋がりなど、個人によって求めるものが多様化している。つまり、組織づくりというものの重要性が高まっているのに、その難易度も高まっているんです。そこに対して応えられるようなクラウドサービスがなく、弊社のモチベーションインデックスのデータベースは圧倒的な優位性があると確信しました。そういった俯瞰した観点で考え、世の中から必要とされているものを作ろうとはしていましたね。

 

俯瞰した目で見る一方で、現場の感覚も取り入れてサービスを考えないといけない。会議で出た仮説が現場に出てみると違うことって、たくさんありますよね。僕はこのプロジェクトのテストマーケティング期間に設定していた今年の26月の間で、いくつかの企業へ営業しに行きました。久しぶりに現場へ出て、自ら話す中で「ここは予想と違う」「ここはクライアントに刺さる」といった感覚を掴むことができた。俯瞰した観点からデザインしたコンセプトを、現場の感覚とすり合わせながら磨いていく中で、自分の考えが整理できたと思っています。

麻野耕司氏インタビュー、後編記事はこちら

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