サーキュレーション 久保田雅俊|(後編)「新しい働き方」最前線!日本の労働人口減少という社会問題解決へアプローチ。サーキュレーションが目指す世界とは?

株式会社サーキュレーション 代表取締役社長 CEO 久保田雅俊

株式会社サーキュレーションは「外部のプロ人材によるオープン・イノベーションサービス」という、今までにない新しい事業を展開しています。豊富な経験・知見やノウハウを持つプロフェッショナルワーカーの方々と共に企業の経営課題を解決する一方で、「ひとりが同時に3社で働く」という、次世代に向けた新たなワークスタイルを創造しています。今回は代表取締役の久保田雅俊氏に、ご自身の経験や事業立ち上げの背景をお伺いしました。

 

大きな社会問題を解決するには?「新しい労働力を生み出す」というアプローチ

 今の事業に取り組んでいる理由をお聞かせください。

大きな理由として、このビジネスが日本の労働力の増加につながると考えているからです。日本は少子高齢化大国であり、すでに社会問題として顕在化し始めています。

 

労働人口の減少を食い止めるには「子供を増やす」「移民を受け入れる」「新しい労働力を生み出す」の3つの方法があると言われています。1つ目の「子供を増やす」については、フランスのような国家レベルでの、かつ長期的な取組が必要になります。

 

2つ目の「移民を受け入れる」については、日本は島国であり、諸外国に比べても国民の意識や体制を変える事はなかなか難しい。「労働人口を増やす」という問題を解決できるだけの大きな市場にするには、多くの時間と労力を要するでしょう。

 

だとすると、3つ目の「新しい労働力を生み出す」が、最も早く問題解決にアプローチができるのではないかと考えています。具体的には、「個人がひとつの会社だけではなく複数の会社で働くことを推奨する」、「シニアが活躍できる社会を作る」、「子育て世代の女性を働きやすくする」などですね。最近は新しい働き方が注目されはじめているので、今後はそういった働き方をしている人たちを活用する企業も増えてくる。そうなれば、弊社は必ず社会に貢献できると確信しています。

 

 これまで、新サービスの立ち上げで苦労した点はありますか?

新規事業開発で苦労することは大きく2種類です。一つ目に立ち上げのフェーズで起こる様々な課題をどう解決していき、軌道にのせるか。新規事業であれば必ずといっていいほど連続して課題が出てきます。多くの場合は、その課題へどうアプローチするのが適切か?という最初の壁に苦戦するのではないかと思います。弊社は、新規事業のプロが多数登録をしていて、課題に応じて外部のプロフェッショナルを起用しているので、悩むことは少ないといえますね。

 

もう一つは新規事業をリードする人材の選択と、一定期間のマイクロマネジメントです。新規事業については、事業担当者と経営トップのコミュニケーションを強く意識すべきだと考えています。

 

例えば僕は「flexy」を立ち上げた時には、担当者と週次でミーティングを設けて、様々なところで一緒に試行錯誤をしていました。「とにかく任せる」といったやり方は、場合によっては良い面が多いのですが、新規事業においてはマイクロマネジメントすべきだと思っています。「目標設計」や「外部の専門家を活用して、新規事業にどう活かすのか」など、サービス立ち上げ時は特に細かく見るようにしています。

 

そして、事業の種が芽吹いて、一定の成功イメージが見えてきた頃に、担当者に全ての権限を渡すようにしています。

 

サーキュレーションが目指すオープンイノベーションの世界とは?

 今後の貴社の展望をお聞かせください。

僕たちが目指しているのは、「企業の内部」と、「外部の知識、経験、人材、技術、機能」が結合するオープンイノベーションの世界。

 

オープンイノベーションには大きく3つあると私は考えています。

1つ目は「機能」のオープンイノベーション。要するにそれぞれの要素を融合させること。具体的には、外部からアイデアの取り込みや連携を強化するために部署や機能を創設することです。

 

2つ目は「技術」のオープンイノベーション。産学連携を含め自社と外部の技術を融合させ、新たな可能性を見出す取組も進んでいます。昨今のIoT関連で進められている技術開発も、これを最大限に活用したものですね。

 

3つ目に、「人」のオープンイノベーション。これは、サーキュレーションが提供しているものです。外部のプロ人材の経験・知見を、従来の雇用という方法以外で、いかにして社内に取り込むか。欧米ではこの動きがものすごく進んでいます。企業は社内の人材からだけではなく、マーケット全体から人材を選ぶようになってきています。

 

しかし、日本の経営者は、社内の人材の活用を第一に考えているので、限られた経営資源のみに頼っている傾向にあります。社内の人材を育成するには時間がかかるし、コストもかかる。そこに気付く人が増えれば、雇用だけに縛られず、外部プロフェッショナル人材を柔軟に活用する時代へと動いていくはずです。

 

そう遠くない未来、私たちが提唱する「ひとりが3社で同時に働く」ことが当たり前になり、「企業と人とのオープンイノベーション」が柔軟に起こりうる社会になると予測しています。その新しい働き方のマーケットをサーキュレーションが創り出し、そして牽引していきたいと考えています。

 

久保田雅俊氏インタビュー、前編記事はこちら

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