シンクスマイル 新子明希 | (後編)営業会社から事業会社へ。話題の「HoooP」を手掛けるシンクスマイルが1年がけで挑んだ商品力と組織の変革 | HERO MAKERS

 

株式会社シンクスマイル 代表取締役 新子明希

 

社員を褒め合う社内モチベーションSNSHoooP」で注目を浴びるベンチャー企業・株式会社シンクスマイル。ユニークなアイデアで独自の道を進む同社ですが、「HoooP」も、そして会社も、誕生したきっかけは意外なところにありました。シンクスマイルの新子社長が「HoooP」ヒットの秘訣を話します。

 

社員が自腹を切ってでもやりたかった「すごい会議」での組織改革

 

—— 『DIVE』のコンサルティングが終わってから『マネジメントコーチング』も導入されたのですよね。

 そうですね。『DIVE』でプロダクトが変わっていったので、『マネジメントコーチング』では組織力・チーム改善を変えていこうと思いました。私たちの会社は営業会社からウェブ事業会社へ変わろうとしている過渡期であり、組織を変えていくにはまずミドル層が変わる必要があります。自分たちなりにいろいろ組織改善を試みましたが、イマイチで……。

 

とにかく変わるきっかけが欲しかったです。社員はみんな会社のことも、サービスのことも仲間のことも大好きですが、戦略に納得していませんでした。コーチングの基礎となる「すごい会議」では、みんなが納得できる戦略をみんなで作るといったことを行っていきます。意思決定を“正解”に変えていく作業がみんなで出来る場になるのではないかと思いました。

 

—— 導入の決め手は何でしたか。

 導入を決めたのは私ではなく、社員のみんなです。当時、私たちは外部の研修をいくつか受けていましたが、研修が多すぎて研修をやればやるほど会社が弱まっているような危機感を覚えはじめていました。そこで、社員を試す意味も込めて、1回のコーチングにつきマネージャー層は3万円、リーダー層は2万円、一般社員は1万円の金額設定をし「自腹を切ってでもやりたいか?」と聞いたところ、驚くことに全員が“やりたいという返事でした。

 

—— どういったメンバーが参加したのでしょうか。

 それぞれの事業部のトップをはじめ、コーチングを受けたら大きな効果がありそうなメンバーを抜擢し、8名構成のトップマネジメントチームで参加しました。役員は、参加は出来ても発言が出来ないオブザーバーのポジションにしました。ミドル層の改革が目的だったので、彼らの意見を中心とした会議にしました。

 

 

コーチング5ヶ月で目標達成が見え、トッププレーヤーも増加

 

—— 「すごい会議」ではどのようなゴールを掲げましたか。

 20164月までに「HoooP」の会員数を10万人にまで増やす「オーバー10」を目標にしました。讃え合う体験を通じてイキイキと働く人を増やしていきたいので、利用社数ではなく、あくまで利用人数にこだわっています。

 

—— 201510月からコーチングが開始され、終盤に差し掛かっていると思いますが、現在の進捗はいかがですか。

 前述したゴールは100%達成できそうかなと思っています。目標はかなりハードルの高い数値を設定しているので、今から追い込みをかけます(笑)

 

「オーバー10」と合わせて現在「すごい会議」で力を入れているのがエンタープライズ版の販売です。エンタープライズ版は初期費用で300万円、バリュー策定を含むと600万円する高額商品です。

 

いままで店舗向けの提案営業ばかりやってきたメンバーなので、まだこれを売れる人が社内で2人しかいない状況です。「HoooP」は組織のコミュニケーションという今まで見えてこなかった部分を改善するサービスなので、お客様は費用対効果がイメージしにくく、いきなりこの値段はちょっと…と思ってしまうようですね。

 

—— コーチングを受けて、現在までにどのような成果が出ていますか。

 エンタープライズ版、すなわち高額商品を売れる人が2人から8人まで増えました。4倍にまで増えたのは嬉しいですね。加えて、成約率は10%から30%3倍に伸びました。最終的には50%にまで伸ばしていきたいと思っています。

 

 

大切なのは、商品の“売り方”よりも“あり方”と“買い方”

 

 

—— 「すごい会議」の魅力はどこにありますか。

 「すごい会議」の魅力は、商品の“売り方”より“あり方”を正してくれるところです。最初の頃は、参加者がコーチから指摘されてばかりで恥ずかしい思いをたくさんしました。しかも幹部が指摘されている訳ですから、私の教育不足を痛感しましたね。

 

例えば、私たちは営業ばかりやっていきたので、独特な業界用語を使っていました。キャンセルになったお客様は「なくなっている」と表現することを当たり前のように使っていたのですが、コーチに「ひどい会社だ」と怒られ、自分たちでは気づかなかった根本的な部分を正していただきました。

 

さらに、“売り方”より“買い方”を徹底的に重視します。どうやったら売れるか、ではなくお客様のメリットは何かをまず考えることを教わりました。商品に対する視点が変わっていくのです。商品力向上コンサルティングの『DIVE』でも、まずお客様への共感から入れることを教わったので、この2つのコンサルティングは一貫しているのだなと思いました。会社を強くするには商品力と組織力をセットで変革すべきだと実感しています。

 

—— 社員のみなさんに変化はありますか。

 ポジティブな社員が増えたのか、社内で「気前の良い返事」が増えましたね。「やります!」と積極的に手を挙げる人が格段に増えました。他にも「手伝えることある?」といった声もよく飛び交うようになりました。

 

また、コーチがビジネスマンとしてのあるべき姿を体現化されているので、コーチの行動や発言を真似る社員も出来てきました。男性社員の服装や髪型がやけに似てきたなと思ったら、みんなコーチを意識していました(笑)

 

—— どのような会社に『DIVE』や『マネジメントコーチング』をおすすめしますか。

 転換期に入る会社やちょうど設立10年を迎える会社。創業して数年間の勢いに乗りキラキラしていた“創業の魔法”が解けたタイミングにある会社がぴったりじゃないかな。

 

—— 最後に、御社の今後の展開を教えてください。

 「HoooP」の会員を2019年までに100万人に増やし、人の強みを持ち歩ける時代を作りたいと思っています。人の強みや個性をデータベース化し、キャラクタープラットフォームとして人の個性を活かした世にないサービスをどんどん生み出していきます。

 

新子明希氏インタビュー、前編記事はこちら

 

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