ファインドスター 渡邊敦彦 | (後編)2022年までに200人の起業家を!ファインドスターグループに聞く世界一の起業家輩出グループを目指す想い | HERO MAKERS

 

株式会社ファインドスター 代表取締役社長 渡邊敦彦

 

20226月までに200人の起業家と100社のベンチャー企業を創出する」を目標に掲げるファインドスターグループ。起業家志向の人材を採用し、日頃からビジネスの種を見つけられる環境を整えることで、これまでに約25人の起業家を輩出してきました。インタビュー後編では、見つけたビジネスの種をどう事業化まで成長させているのか、そのポイントを渡邊社長に教えていただきます。

 

現場の声から“共通項”を見抜き、ベテランと若手のタッグで挑む

 

 

—— ビジネスの種を事業化させるために必要な要素や条件はありますか。

 事業って社会の負の解決じゃないですか。だから誰が何に困っているのかを集めることしかないと思うんですよね。僕たちは多くの通販事業者と接点を持っているので、彼らが何に困っているかを集めることができる。あとは、どうやったらそれを解決できるか。そして当然ビジネスですから、その困ったは潜在的でいいから大多数が思っていることなのか。ここが大事だと思っています。

 

例えば、私が立ち上げたリピート通販専門デジタルマーケティング支援を手掛ける株式会社ワンスターは、設立当時は通販業界専門アフィリエイト広告運用代行事業を行っていました。というのも、設立にあたってファインドスターのお客様をヒアリングすると、ネット広告の中でもアフィリエイトに困っているという声が多くて。課題を深掘りしていくと、「新規顧客が伸びない」「不正購入が多い」「リピート率が低い」といった “共通項”が見えてきました。

 

業界大手数社の業績を見ればマーケットの伸びは分かるので、あとは通販業界特有の課題に対し解決策を提示できるかどうか。何に困っているかが明確になることで、事業化するために研究しないといけないことが明確になります。事業化はここから始まるのだと思います。ワンスターの場合はこの解決策を事業として提示できたことが成長要因です。

 

—— では、撤退基準はどのように設けていますか。

 「1年間で単月黒字、2年目で営業利益1,000万円」が新規事業の撤退ルールです。また、新規事業のチームには必ず入社歴5年ほどでマネージャークラスのベテラン営業職を付けているのですが、その営業職が売るのに苦労したら撤退します。この人材で売るのにこんなに苦労するならスケールは難しいな、と言った感じです。

 

—— 新規事業チームの若手メンバーはどのように決めていらっしゃいますか。

 新規事業の人選にはたくさん失敗してきました(笑)。メンバーにはかなりのストレスを与えてしまったと反省しています。大事な気付きとしては、当たり前なのかもしれませんが、本人の意志ですよね。新規事業なんてほとんど失敗しちゃうわけじゃないですか。でもその微かな成功率をギリギリの精神力でPDCAまわして上げていかないといけない。

 

それを支えるのは本人の意志ですよね。これまではトップダウンで人選してたんです。それが間違いでした。既存事業で成果を上げているから新規事業でも成果を上げれるかと言えばそうではない。既存事業で成果を上げていることは最低条件として、その上で新規事業に飢えてイライラしてるくらいの奴を見つけ出すことだと思います(笑)。

 

 

経営陣が発案した事業は全滅!現場のニーズは現場の人しか分からない

 

—— 新規事業を成功させるポイントは何でしょうか。

 僕が考えないことです(笑)。ここ2年間で僕が立ち上げた新規事業は全滅しました。もうあまりの自分の事業センスの無さに打ちひしがれてましたが、実際はそうじゃない、と。センスが無いなんて言い訳、僕の逃げですね。要は現場のニーズをしっかり把握できてなかった、ということです。怠慢なわけです。

 

で、現場メンバーが繰り出す新サービスはしっかり売れていく。誰が何に困っているのかという原点にしっかり戻り、現場が掴んだニーズをしっかりリサーチし、スケールする事業にしていく手助けをすることが経営陣の仕事でしょう。あと、本当に思うんですが、新規事業の成功のポイントはですよ。燃えてるかどうか。これが最後に決めると本気で思ってます。

 

 

地方が世界を相手に商売をする世の中へ。通販だからこそ出来る販路開拓を強化

—— いま渡邊社長が注目しているマーケットはありますか。

 「アジア×Eコマース」これですね。圧倒的な成長マーケットです。ただ、まだ夜明け前です。ちょっと投資先行でバブってる感じでもあると思います。が、必ず成長するマーケットだと思います。僕たちはマーケティングが武器ですから、そこでしっかり取りに行きたいですね。

 

国内では地方ですね。これは僕個人の夢も入り混じっているので眉唾かもしれませんが(笑)、「地方×Eコマース」はしっかりやっていきたいですね。

 

—— 御社、そしてファインドスターグループの今後の展開を教えてください。

 僕たちがやりたいことを一言にすると「メーカーの販路拡大」なんですよね。と同時に、僕が個人的にやりことは「地方で就職したい先NO.1が公務員という世の中を変えたい」ということなんです(笑)。で、この二つはリンクさせることができると思っていまして。

 

僕の親戚は愛媛県で小さなメーカーをやってますが、毎年売上が一緒なんです。なんせ販路は決まっていて、生産数が同じだからです。で、「お前がやってるEコマースって何なんだ?」と聞いてくるので、SNSで「親戚がこんな商品作ってて美味しいから、もし欲しかったら直接メッセージ送ってみて」と書き込んだら、10件くらい注文が来るわけですよ。これって凄いことだと思いませんか?たった一件の書き込みで生産数10本増やさないといけない(笑)。

 

ダイレクトマーケティングは、地産地消している眠った名品を世界中で売ることができるマーケティングなんですよ。そんなことが実現したら、当然地方メーカーは生産数増やすために人を雇わないといけない。自分の生まれ育った場所から誕生した商品が日本中、世界中で売れていく。こんな誇らしいことはないですよね。僕は田舎育ちだからわかるんですが、田舎の雇用創出策は大企業の工場誘致ばっかりなんですよ。そんなことで働く誇りなんて生まれないですよ。

 

だから公務員がやっぱり人気NO.1なんです。そうじゃなくて、自ら商品を開発し、自ら商品を世界に売り、世界中からありがとうが届く。そんな仕事があるなら、わざわざみんなが公務員を目指す必要はない。僕は本気でこれをやりたいと思っています。

 

と、僕の個人的な想いばかり語ってしまいましたが、ファインドスターグループとしてこれまで約10年間、通販業界に特化してダイレクトマーケティング支援業をやってきました。特にビューティー・ヘルスケア分野においては、一定のシェアは取ってきたと自負しています。ただニッチなビジネスを得意としてきただけに、まだまだ規模が小さいです。ちょっとコンプレックスです(笑)。ここからは、日本中のメーカーを支援させていただきたい。

 

そして、アジアに販路を創っていきます。今はまだ台湾だけです。もっともっと販路を創ります。Made in JAPANがアジア中で売れていく。それが日本中に「誇りある雇用」を創造する。そんな世の中をダイレクトマーケティングで実現したいと思っています。

 

 

渡邊敦彦氏インタビュー、前編記事はこちら

 

 

最近人気の記事

アーカイブ

タグ

お問い合わせ

住所:東京都渋谷区神宮前 2-13-18 木村ビル 2F
TEL:03‐6432‐9854
MAIL:info@energize-group.co.jp